乳糖(ラクトース)の基礎知識

乳糖ラクトース)とは?を調べよう,栄養素のちから

ミキサーでフレッシュジュース

乳糖

腸内の有用菌の繁殖を助ける糖質

乳糖(ラクトース)は乳汁にしかなく、母乳、牛乳に含まれ、ブドウ糖とガラクトースが結合した二糖。牛乳を飲むとおなかがゴロゴロしたり、ときには下痢したりする人が、日本人には多数います。このような症状を「乳糖不耐症」とか「乳糖分解不全性一過性下痢」といいます。

乳糖不耐症

ジューサー



乳糖は、小腸粘膜上皮細胞表面にある微絨毛膜上で、ラクターゼという消化酵素によって単糖に分解されてから、吸収されます。母乳や牛乳をたくさん飲んでいた乳幼児の頃には、このラクターゼ活性が高いために、乳糖は容易に消化吸収されます。しかし、ラクターゼ活性は成長とともに低下するので、成人になると乳糖を消化しにくくなります。その結果、未消化の乳糖が大腸に運ばれて腸内細菌によって発酵され、その発酵産物が下痢を誘発したり、腹部の膨満や腹痛をおこしたりします。全世界の成人の約90%がラクターゼ欠損であるといわれていますが、その程度には個人差があります。また、古来から動物の乳を常食としていたアフリカや北欧の人々は、成人になってもラクターゼの活性が低下しません。

乳糖分解牛乳

乳糖不耐症の人も牛乳を飲めるようにと、乳糖の一部をあらかじめ分解した「乳糖分解牛乳(日本ミルクコミュニティ、商品名アカディ)」があります。
乳糖分解牛乳は、ラクターゼを添加することによって、乳糖の約30%をブドウ糖とガラクトースに変えたもので、2種類の糖の甘味が感じられるようになっていますので、本来の牛乳と比べると、いささか甘い味がします。
また、ヨーグルトやナチュラルチーズなどは、乳酸菌によって乳糖の一部が分解されているので、乳糖不耐症の人も安心して食べられます。

乳糖の作用

工ネルギー源になる
グリコーゲンとして体内に貯蔵される
中性脂肪に変えられて体内に貯蔵される
血糖として体内を循環し、エネルギーを供給する
身体の構成成分(アミノ酸、糖タンパク質、糖脂質、核酸成分など) となる
腸内細菌の繁殖を助け、カルシウム、マグネシウムなどの吸収作用をよくする

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