飽和脂肪酸の基礎知識

飽和脂肪酸とは?を調べよう,栄養素のちから

飽和脂肪酸

コレステロールを増やしてしまう脂肪酸

飽和脂肪酸は、人間の体内では糖質と脂質から合成されますが、陸上動物の脂肪に多く含まれます。
魚の脂肪にも比較的多いのですが、EPA、DHAなどの不飽和脂肪酸はそれ以上含みます。
飽和脂肪酸には、肉の脂肪に多いパルミチン酸、ステアリン酸、ミリスチン酸、牛乳や乳製品に多い酪酸、やし油に含まれるラウリン酸などがあります。

動脈硬化の原因になる

飽和脂肪酸は凝固温度が高いのが特徴です。
牛や豚などの晴乳動物は体温が人間より高いので、動物の体内では脂肪は液状を保ちますが、人間の体内に入ると凝固しやすくなります。
脂肪の多い肉を食べた場合、食後数時間たつと固まって血液の粘度を高くします。血液が流れにくくなることで、血液によって細胞に送られる酸素や栄養素の供給がとどこおり、疲労感が生じたり、からだの動きがスムーズにいかなくなったりします。
ですから、スポーツや力仕事の前に肉を食べて飽和脂肪酸をとるのは得策ではありません。
飽和脂肪酸を日常的に多く摂取していると、血液中にコレステロールや中性脂肪がふえることになり、動脈硬化、さらにはより危険な脳や心臓の疾患を招きます。

飽和脂肪酸はとりすぎないこと

日本人の食生活が欧米並みになり、肉や加工食品を多く食べるようになったため、飽和脂肪酸の摂取もふえています。
ほとんどの人がこれ以上飽和脂肪酸をとる必要はない、むしろ減らすことを考えたほうがよい状態にあります。
特にあぶら外食の多い人や肉類の好きな人は要注意です。肉を魚に、また、飽和脂肪酸の多い脂は、アルファオレイン酸やα-リノレン酸の多い油に置きかえるようにしたいものです。
動物性の食品をほとんど食べないなどの理由で飽和脂肪酸の摂取が少ない場合がまれにありますが、こうしたケースでは、逆にコレステロールの不足による症状が出ることがあります。

飽和脂肪酸の作用

コレステロールをふやす
中性脂肪をふやす
血小板を凝集させ、血液の粘度を増す
過剰症 コレステロール、中性脂肪が増加し、血小板の凝固が進むと、動脈硬化の原因になる。さらには脳卒中、狭心症、心筋梗塞などに進む危険もある

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