
ビタミン
ビタミンは、糖質や脂質、タンパク質のように、血や肉になったり、エネルギーになる栄養素ではありません。
ごく微量で、ほかの栄養素のはたらきをスムーズにする潤滑油のような作用をします。
●ビタミンの単位
ビタミンの種類によってmg(ミリグラム)、μg(マイクログラム)、IU(インターナショナルユニット) の3種類がある。1000μgは1mgに相当する.IUは物質の量を生理的効果の強さであらわす単位で、ビタミンAとDに使われていたが、現在は重量単位が用いられている。
●ビタミンの歴史
ビタミンCは壊血病を防ぐ物質として、ビタミンBlは脚気を防ぐ物質として発見されました。
不足すると欠乏症がおこることから明らかなように、ビタミンは、微量で生命に必須なはたらきをし、食事でとる必要のある微量栄養素です。ビタミンの 「ビタ」 はドイツ語で生命という意味です。生命にとって大切なものという意味をこめて、ビタミンと名前がついたようです。
ビタミン発見の過程で、ビタミンには脂溶性と水溶性があることがわかり、かつては、脂溶性をビタミンA、水溶性をビタミンBと呼んでいました。
さらに、B1、B2……、C、D、Eと発見されるごとにアルファベット順に命名されました。のちにビタミンではないことがわかったり、化学名で呼ばれるようになったものもあるので、ビタミンの名前は穴あきだらけです。
現在、ビタミンの仲間は13種類です。このほか、薬理作用に近いなどの理由で、ピタミシ様物質と呼ばれるものもあり、これらも広い意味ではビタミンの仲間です。
●潜在的なビタミン欠乏症
毎年、国民健康・栄養調査が行なわれ、ビタミンA、B1、B2、Cは所要量を満たしています。しかし、同調査では、調理による損失が考慮されていません。
ビタミンCは季節による含有量の変動もあり、ストレスによる消耗も激しいのです。
Blは糖質をエネルギーに変えるはたらきをするので、運動量の多い人は所要量の何倍も必要で、不足しがちです。
実際、Blの潜在性欠乏症の人はかなりいるといわれます。
ビタミンの潜在性欠乏症では、食欲不振、根気がない、軽い皮膚炎などの症状があらわれます。
●生活習慣病の予防効果に期待
ビタミンの役割は2つ考えられます。ビタミン不足による欠乏症状を防ぐ役割と、多めにとって生活習慣病を予防する役割です。
ビタミンCが不足してくると歯ぐきから出血しやすくなり、ビタミンB2が不足すると口内炎になります。
不足なくとって、心身の健康を保つのがまず基本です。さらにビタミンCやEなどはたっぷりとることで、がんや心疾患などの生活習慣病を積極的に予防する効果が期待できます。
生活習慣病にはさまざまな要素がからんでいますから過度な期待は禁物ですが、上手に利用したいものです。
●とりすぎに注意したい脂溶性ビタミン
水溶性のビタミンは過剰にとっても排泄されます。脂溶性のビタミンは体内に蓄積されますから、とりすぎると、頭痛、吐きけなどの副作用(過剰症)が出ることがあります。
通常の食生活では過剰症の心配はありません。ビタミン剤で大量にとる場合は、上限量を参考にし、なかでも脂溶性ビタミンのAとDに注意しましょう。
美容のビタミンACE
栄養素によっては、抗酸化を防ぐ性質のものと、酸化をうながすものがあります。そこで、なるべく抗酸化作用のある栄養素を選びとることが、重要になります。
抗酸化作用の高い栄養素としてあげられるのは、ビタミンACE(エース)と呼ばれるビタミンA、C、Eです。それから、多くの植物に含まれるポリフェノールです。
ビタミンACEは抗酸化ビタミンともいわれ、紫外線やストレス、喫煙など、さまざまな要因によって生じる過酸化脂質を抑制するとともに、酸化によって傷ついた細胞の回復を早める働きがあります。
ポリフェノールは、活性酸素を無害化する強力な作用をもっています。
アンチエイジング(抗老化)を実現するには、第一に活性酸素の害からからだを守ることが大切です。
内側からの抗酸化、つまり栄養による抗酸化を考えてみましょう。
ビタミンB群とは
ビタミンB1、ビタミンB2,ビタミンB3,ビタミンB6,ビタミンB12,パントテン酸、葉酸、ビオチンこれら8つをあわせてビタミンB群といいます。
糖や神経の健康にも関わっているので、不足すると、イライラしたり、落ち込みやすくなったりします。
ご飯をエネルギーに変える、代謝の為のビタミンです。
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